終活と老化

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高齢者の加齢による身体機能の老化

 

 

 

1.筋力の加齢変化
骨格筋の筋量は、加齢により減少し、高齢期には年間3~5%の筋力が低下する。20歳の筋力を100%とすると70歳では60%にまで低下する。特に筋力の低下は上肢より下肢に強く現れる。その原因として生物学的エイジング(サルコペニア)と不活動が挙げられる。サルコペニアは加齢によるホルモン分泌機能低下、筋サテライト細胞の減少や増殖能力低下、アポトーシスによる筋線維の減少とサイズの萎縮により生じる。また、不活動による筋量減少は廃用萎縮とよばれ、高齢者の活動性の低下に伴うもの。

 

 

 

2.骨の加齢化
男性に比べて女性では、加齢に伴う骨密度の減少が顕著である。その要因として女性のエストロゲンの減少であり、これらが骨量減少に大きな影響をもたらす。また、骨粗鬆症は骨リモデリングに起因する骨密度、酸化ストレスの亢進によりコラーゲンのAGE化の促進により、骨代謝のバランスが崩れ物理的な強度を低下させ骨を弱くする。

 

 

 

3.内臓機能の変化

 

 

 

呼吸器
肺は外界と交通しているため、喫煙、呼吸器感染など外因による肺の障害が蓄積していく器官であり、生理的老化と病的老化を厳密に区別できない。加齢に伴い気道の線毛運動などの生体防御機能は低下する。また、肺組織の加齢により気管支の萎縮、肺胞道の拡張、肺胞表面積の減少などを生じる。肺機能の低下があり、予備力も低下する。

 

 

 

消火器
他の臓器に比べて加齢の影響を受けにくいが、胃では胃酸分泌が低下し胃液のPHが上昇する。また、胃内容排泄速度は低下し、消化管における薬物の吸収面積も減少するが、薬物投与で問題となるほどの吸収低下はない。食道は加齢により機能の低下がみられ、食道クリアランスの低下や胃食道逆流症が発生する。また、多くの薬物は肝で代謝されるが、肝は加齢によりその重量が減少するめ実質細胞数が減少し、薬物代謝酵素活性の低下、肝クリアランス低下、血中半減期の延長がみられる。

 

 

 

泌尿器
加齢により膀胱容量の減少、残尿、最小尿意発現の遅延、尿道抵抗の低下などさまざまな頻尿変化がみられる。また、腎機能は腎疾患がなくても糸球体濾過率がほぼ直線的に低下し、80歳代で30歳代の半分まで低下する。

 

 

 

内分泌
加齢に伴う軽微なホルモン低下は、種種の加齢現象を規定する重要な因子である。また、加齢により耐糖能は低下し、血糖反応曲線では若年者より食後血糖値が上昇する。

 

 

 

循環器
加齢とともに不整脈がおこりやすく、血圧は大動脈の伸縮性の低下により、加齢とともに収縮期血圧は上昇、拡張期血圧は老年期で逆に低下し脈圧は上昇する。

 

4.感覚の加齢変化

 

 

 

聴覚
加齢による難聴は、伝音難聴、感音性難聴がある。外耳、中耳の機能低下による難聴が伝音性難聴であり、内耳から聴神経の機能低下による難聴を感音性難聴と呼ぶ。老人性難聴はこの感音性難聴です。

 

 

 

視覚
加齢により近距離のものを見る時に焦点が合わなくなり、老眼を発症する。視力は60歳を超えると急激に減少し、70歳になると20歳の半分まで低下する。また、加齢により水晶体が濁るのが老人性白内障で70~80歳でほぼ100%出現する。

 

 

 

味覚
高齢者は、新生児の半分くらいまで鈍る。味覚は加齢による味覚低下は少ないとされる。

 

 

 

嗅覚
一般的に嗅覚が加齢により低下するが、ほとんどの高齢者が機能低下を自覚していない。

 

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