終活と小規模多機能(秦野)


小規模多機能型居宅介護施設は、利用者が可能な限り自立した日常生活を送れるように利用者の選択に応じて、施設への通いを中心として、短期間の宿泊や利用者の自宅への訪問を組み合わせ、家庭的な環境のもと24時間体制で日常生活上の支援や機能訓練を行うサービスです。介護保険の居宅サービスに位置付けられてます。利用定員が定められており、1つの事業所あたり25人以下の登録制になっています。1日に利用できる通所サービスの定員は15人以下、泊は9人以下です。グループホームと同じ地域密着サービスです。施設の所在地と同じ自治体に住んでいる場合に利用できます。


小規模多機能を利用する場合、他の事業所の訪問介護やデイサービス、ショートステイを利用できません。ケアプランも小規模多機能の事業所のケアマネが作成します。そのためこれまで利用していたケアマネは利用できません。1か月あたりの利用料は、要介護ごとに決められた定額料金になります。十分利用すれば割安ですが、あまり使わないと割高になります。在宅での看取り支援に加え、医療依存の高い人や退院直後の人が利用できる看護小規模多機能型居宅介護もあります。

 

特養、老健、療養病床の介護保険施設に入居した場合に発生する費用は、初期費用は0円です。入居後の月額費用は、生活費と要介護別の介護サービス費の1~2割です。老健、療養病床の方が特養より少し高めです。さらに医療にかかる加算が多くなります