秦野終活と嚥下障害

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嚥下障害の基礎知識

 

 

 

嚥下とは、食べ物を飲み込むことで、口に入ったものが胃に到達するまでの経過を指します。嚥下障害とは、食べ物等がうまくのみこむことができない状態です。

 

 

 

嚥下障害の原因

 

 

 

1.機能的嚥下障害
中枢神経障害、末梢神経障害など

 

 

 

2.構造的嚥下障害
腫瘍、炎症性疾患、食道炎、潰瘍など

 

 

 

嚥下障害の問題点

 

 

 

水分の必要量は、尿量プラス1000?です。水分摂取量が少ないと、痰が濃厚になって吐き出しにくくなります。また、発熱時は失われる水分も多くなり、水分需要が多くなります。高齢者あるいは排泄に介助を必要とする人の場合、排尿回数が多くなるのを嫌って水分摂取を控える人が多くなります。誤嚥により肺炎を引き起こすことを誤嚥性肺炎といいます

 

摂食と嚥下障害

 

経口摂取において高齢者、特に要介護高齢者の注意が必用なことは、低栄養、脱水もそうだが、窒息と誤嚥が重要です。誤嚥によって引き起こされる誤嚥性肺炎は、高齢者の肺炎原因の50%と言われている。摂食、嚥下障害とは摂食のどこかに機能異常があるために、摂食、嚥下がうまくいかない状態である。摂食、嚥下障害は単に飲み込む障害でなく、食べること全体の障害である。

 

 

 

摂食と嚥下の仕組み

 

 

 

1.認知期
先行期ともよばれ、これから食べる食べ物がどのような物か認知する段階である。食べ物の大きさ硬さ、温度、匂いを視覚、臭覚などを用いて判断する。その判断により食べるペースや食べ方を決定する。これは今までの食経験の占める割合が高く、一度食べたものであればその経験をふまえた食べ物に適した食べ方が決まる。また、食べ物尾を認知することで唾液の分泌を促し、消化管の運動を促進する。この認知期が傷害されると、例えば認知症などにより、その食べ物が認知できずにその食べ物に適した準備が導かれずに、たとえ口腔,食道などに器質的な疾患なくても誤嚥の危険が増す。

 

 

 

2.準備期
認知された食べ物は口腔内に取り込まれるが、一般的に食べ物はそのままでは、嚥下することはできない。そこで、硬い物は、良く咀嚼して唾液と混ぜて飲み込める形へと変えていく。

 

 

 

3.口腔期
食塊が咽頭へと送り込まれる時期を口腔期という。舌の中央部と硬口蓋の間に食塊を保持して、舌により後方に送る。指示嚥下において咽頭に送る際に食塊を保持している場所によって2つに分類される。1つは?ipper型で、食塊を口腔底部で保持して、送り込む際には
舌は前方に動いてすくいあげ舌背上におく。もう一つは、Tipper型で最初から食塊を舌背上に保持している型である。その後は両者とも咽頭へおくる。

 

 

 

4.咽頭期
咽頭へ移送された食塊は、嚥下反射によって咽頭から食道入口に送られる。嚥下反射が起こる前まで随意運動であるが、嚥下反射後は不随意運動となる。

 

 

 

5.食道期
食塊が食道入口から胃まで移動時期で、不随意運動となる。

 

 

 

参考文献
金子芳洋、千野直一監修:摂食、嚥下リハビリテーション
山田好秋:摂食、嚥下メカニズム
清水充子:言語聴覚療法15、摂食、嚥下障害

 

 

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