終活とグループホーム(秦野)


サービス付き高齢者向け住宅とは、介護付きの高齢者施設と考えがちですが、そうではありません。必ず付いているサービスは、安否確認、生活相談サービスのみです。日中はケア専門職が対応しますが、夜間は職員が常駐しない所もあります。国から補助金をや税制優遇を受けられることから、2011年の開始以来急増しています。国は2020年までに60万戸を目標にしています。入居対象となるのは原則自立、または軽度の介護を要する人となっています。実際には要介護5でも受け入れるところもあります。居室は原則25㎡以上となっていますが、実際は18㎡のところがほとんどです。ケア内容は大きく異なります。多くはオプション料金を支払うことで、食事の提供がされ、家事支援サービスも行われてます。介護が必要になった時は、介護サービス事業者が入っていることが多いです。各自契約することで自宅にいる時と同じように介護保険の居宅サービスを利用できます。一方として特色は、入居時の一時金が不要という点です。重い介護が必要になると住み続けることができなくなります。一時金を払ってないので、退去の決断がしやすいです。サ高住でも特定施設の指定を取っているところは、24時間体制で介護を受けることができます。


特定施設であればサ高住であっても通常の浴槽と車椅子のまま入浴できる機械浴があるところが一般的です。ケアは行き届いているものの、入浴回数なども細かく決められています。それは特定施設の運営基準に自ら入浴が困難な利用者については1週間に2回以上入浴とあるためです。施設ごとにことなりますが、1人で入浴できても週2回です。特養、有料老人ホームも同様ですがサ高住の場合、自由に暮らせる高齢者住宅のはずとならないように特定施設の指定有無、ケア内容を確認することが必要です。